ミニ四駆REVシリーズ ミニ四駆スターターパックFM-Aバランスタイプ ラウディーブル タミヤ | ||||
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この前、親子で走らせにきていた方が、AR・MA・FM-Aの3種類のスターターパックで競争しているのを拝見しました。
スターターパックを素組みしただけで、そのほかは、いじっていないように見えました。電池は、アルカリ乾電池と初心者らしい微笑ましい光景です。
スタートしてジャンプ・LCもクリアして3台とも3周完走しました。で、順位はFM-A・MA・ARの順でした。FM-Aがスタートから頭ひとつ抜け出ていてゴールするときにはストレート3枚分くらいの差がついていました。そのあとにMAでさらにストレート3枚分くらいの差でARがゴールしていました。
それを見て”やっぱFM-Aシャーシってやっぱ速いな”と感じて作ってみることにしました。
スターターパックならではのいろいろな改造パーツが最初からついていて、ホント初心者の方には、マジでおすすめなキットです。
初めての方がなにも改造パーツがついていない普通のキットを買って走らせて”あれっ?思ったより遅いんだけど・・・”となって、じゃあ改造して速くしたいとなった時にいっぱい棚に並んでいるパーツ達からどれを選べばよいのか?悩むと思います。
その時に走らせていて速い人とかがいれば、勇気をだしてに声を掛けてみてください。ほとんどの人がやさしく教えてくれるはずです。
まともな人なら”ファーストトライパーツセット”を勧めることでしょう。ハズレな人だと”上級者向けと書かれた速いモーター”を勧めるかもしれませんが・・・
話がそれましたが、ノーマルキットを買って”どこからいじればいいのか?”と思ったらスターターパックと同じ内容に改造するのが”第一歩”でまちがい無いです。
中身の確認していきましょう。
ボディはラウディ-ブルのブラックスモークでコレはスターターパックにしかついてきません。Aパーツはライトグレーです。カツいマシンを組むときにでも使おうと思うので今回は使わずとっておきます。
今回使うAパーツはK4ギャンボーに付いてきたブラックのAパーツを使ってオールブラックで組みたいと思います。
ブラックとグレーのブレーキも付属して初心者の方には、うれしいポイントです。
モーターは片軸チューンモーターで使うとしたらコレというほど、ど定番のアトミックチューンモーターが付属しています。
あとは、前後のFRPプレートや13mmプラローラ、黒のボールスタビなどがついています。
ホイールは、下のシルバーのフィンタイプが標準で付いてきますが、今回は、K4ギャンボーに付属してきたAスポークのブラックのホイールを使用していきます。オールブラック化の一環です。
スターターパックに付属してきたシャーシを確認します。
フロントのギヤ周りを見てみます。スパーとクラウンの間にある壁に垂直に補強のような壁がありますね。これは改修金型品ですね。最近のK4ギャンボーやコアラGTはこのタイプですね。
品番のハイフン以下が01になっています。改修前の初期のものは、これが00です。改修前の物は、私の場合、壁を切除して取っ払って1.5mmスペーサーを入れて駆動調整しているのですが、今回初めて改修後のシャーシを使うので、まずは、壁はそのままで詰め物で駆動調整しようと思っています。
組む前にいろいろな下ごしらえ
キットを組む前に必要な下ごしらえをします。
- タイヤを削って真円出し・面だし
- シャーシ軸受のリーマー通し
- ペラシャの抜け防止加工
- モーターならし・ピニオン抜け防止加工
タイヤを削って真円出し・面だし
前にも紹介したと思いますが、ホイールの貫通加工です。ポテンシャルレーシングさんのホイールピアッサーと三菱の1.8mmロングドリル刃とタミヤのピンバイスです。
クラフトツール No.112 精密ピンバイスD-R 0.1~3.2mm | ||||
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こんな感じで垂直に穴が開けられるスグレモノです。
Potential Racing ホイールピアッサー (TONE version)(ミニ四駆ホイール貫通工具) | ||||
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無事4つとも貫通できました。
付属のプリントなしのスーパーハードタイヤを切り離します。
普段使っているKEIBAさんのニッパーは、酷使しすぎて刃こぼれしているので、コレはつかいません。タイヤにバリが残ると走行中にゴロゴロ音を発生する原因になるので、極力バリが残らないように切れ味のイイニッパーを使います。(タイヤ削る人には関係ないですが・・・)
マルト長谷川工作所 ケイバ 小さなニッパー 70mm BT-2N | ||||
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good smileさんの極薄刃ニッパーです。これをタイヤ面と同じ高さでランナーから切り離すろバリが残らずきれいな平面でタイヤを切り離すことが可能です。タイヤを削らない(削れない)方には、おすすめです。
グッドスマイルカンパニー|GOOD SMILE COMPANY GSR モデラーズサポートシリーズ MSS-41 匠TOOLS 極薄刃ニッパー | ||||
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こんな感じです。(良く見えないですね・・・)
4本切り離し完了です。ランナーからの切り離し部分はこんな感じ(見えないですよね・・・2回目)
切り離したランナーは、捨てないでくださいね。平な面が見えている右側2つは半月状になっていて、MAシャーシやMSシャーシの”バッテリーホルダー(電池押さえ)レス化する際に重宝します。これを適当な長さに切ってシャーシに瞬着で固定すれば、バッテリホルダーが要らなくなります。詳しくは、MAシャーシの電池落としの記事で書いているので、よろしければそちらもごらんください。
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両面テープをホイールに巻きます。幅15mmタイプなのでホイール幅10mmでは余ります。
一周とちょっと長めのところでカットします。ホイールがテーパーになっていて均等に一周させるのが難しいです。私の場合、ホイール内側のリムを基準にガイドとして沿うように貼り付けます。
余ったテープを”重ならない位置”でカットします。重なってしまうとそこだけ厚みが変わってしまいます。つまりそこだけ出っ張ってしまい、偏芯タイヤになってしまいます。まあ削るので関係ないですが、B-MAX車両などタイヤ無加工の場合こういったちょっとしたことが影響するので、覚えておいて損はないかと思います。
はみ出たテープをホイールの縁に沿ってハサミでカットします。デザインナイフの方がキレイにできます。このとき注意したいのが、ホイールをカットしてしまわないようにしましょう。
4個できました。タイヤを貼り付けるとき、私の場合、離型紙を剥がしてパーツクリーナーを全周にかけて糊を溶かした状態ですべりを良くして手ではめます。ホイールがテーパーなので外側にはずれようとする力が働くのでパーツクリーナーが乾くまで(1分程度)手で押さえています。
タイヤの貼り付けが完了したら、真円・面だしです。以前紹介した”ペラニスルンダ−”で25.5mmに削りました。
ペラニスルンダー | ||||
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シャーシ軸受のリーマー通し
どこの治具だかわすれましたが、軸受をリーマー削ってベアリングの圧抜き・左右同軸を狙っています。
効果の方は?ですが、削りカスが出てくるのでいちおう削れているようです。私の場合、これは両軸・片軸すべてのシャーシで行っています。
ペラシャの抜け防止加工
ノーマル・軽量どちらも新品をそのまま組むと長いです。また抜けやすいので、長さ調整のついでにギヤ抜け防止も施しています。
ミニ四駆15234 スーパーXシャーシ・FM-Aシャーシ中空軽量プロペラシャフト | ||||
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ペラシャをシャーシにセットして前後に動かすとかなりのガタがあります。これがほんの少しガタがある程度まで詰めます。
ピニオンを抜いて加工すると”レギュレーション違反”らしいので、私の場合3mmスペーサーを台にしてハンマーで叩いてピニオンを”押し込んで”作業しています。
出てきたシャフトをやすりで全周を傷つけます。回転させながら横方向の傷をつけて、軸方向(縦方向)にも傷をつけます。スプレインを作るイメージです。
ロック剤は、3Sなどの瞬着か私の場合、ロックタイト263を使用しています。プラを冒さず一晩置けば強度もバッチリで、モーターのピニオンもこれでやっています。
ロックタイト ネジロック剤 263 26350 | ||||
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モーターピニオン外しでギヤを戻しながら、何回も装着確認して適切な位置に調整します。本当は専用のペラシャ調整用プーラーがほしいのですが、高いので買えていません。今後欲しい物の一つです。
タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.422 ピニオンプーラー 15422 | ||||
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モーターならし・ピニオン抜け防止加工
ピニオン抜け防止は、先程書いたペラシャと同じです。シャフトに傷をつけて263塗ってロックです。
付属のアトミを慣らします。私の場合、アンチマターで行っています。
軸受:メタルオイル
コミュ:コミュドロップ
これらのケミカルを注します。
慣らしは、正転・逆転:9V・30秒ずつだけです。
3Vで回転数を確認しました。
(開けポン)18660rpm ⇒ (慣らし後)22800rpm
約3500rpm回るようになりました。
いざ組み立て
下ごしらえした材料を組んでいくだけです。あと最初から改造した箇所は
- 軸受を620ベアリング
- 72mm中空シャフト
- ローラー軸を4箇所ともキャップスクリュー
このあたりは”改造”というよりは”あたりまえ”の部分なので、もし素組みの方は、第一弾の改造メニューとすることをオススメします。
説明書に書いてあるグリスアップポイントに私の場合フッソコートを行っています。すべりが全然違うので、超オススメ商品です。このあとギヤ関係を組み付けた後に、メルカリで販売されている”ギヤローションH”を塗ります。これで驚くほど駆動音がしずかになりますよ。
それと、駆動関係に詰め物もしてみましたが、果たして効果はあるのか?効果があったら、また別の機会にお話したいと思います。
TRFシリーズ No.280 VGフッソコート剤 | ||||
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こんな感じで組み上がりました。
サイドマスダンがこんな位置にあって”効くのかな”?というのが正直なところ。
果たしてどんな走りを見せてくれるのか?
シェイクダウン走行の様子は、下の動画をご覧ください。
【走行動画】